年の瀬に思うこと
もう2018年も暮れになり、私の、「夫のアルコール依存症」との闘いにも年季が入って来た。
最初は苦しくて仕方なかった今の状況、もちろん今でも苦しくて、深刻だからこそ人に言えないでいるのだが、最初の頃に比べると、これが当たり前の生活になった今、慣れと諦めと受け入れで、何とか身を持ち堪えている。
夫のアルコール依存症が、ここまで悪化するとは思ってもみなかった。
仕事のストレスで飲酒量が増え、それでアルコール依存症になってしまったのだから、そのストレスの元凶である仕事から離れれば、ストレスもなくなり、飲酒する必要もなくなると思っていた。
甘かった。
アルコール依存症になってしまったら、もう飲む理由なんて関係ない。
依存してしまった脳が、身体が、自分の意志とは無関係にアルコールを欲する。
自由な時間があると、それが飲む時間になる。
食事を取ることもなく、ただ飲み続ける。
時々理不尽な暴言で絡まれ、それ以外はただひたすら飲んで、寝て、飲んで、寝て・・・・・の山型飲酒サイクルを繰り返し、しまいにはゾンビのような廃人になる。
体が飲むことを受け付けなくなると、今度は離脱症状で、本人も周りの家族も苦しむ。
この数年間、私達家族はみんな、ずっと苦しかった。
自分達が普通ではないということを分かっていながら、でもどうにか普通に見えるよう、普通の暮らしをするように心がけてきた。
でももうそろそろ、こんな状況から抜け出してもいい頃なのではないだろうか?
この苦しみが永遠に続かないよう、そして、明るい未来が開けるよう、来年こそはいい年になって欲しい、と心底願っている。